昨日から会議の為
北海道出張だったのですが


会議が終わって
食事をしようと思って
夜の街に出ると、、、

 

営業時間終了or休業の嵐

緊急事態宣言下だったので
20時までの営業か休業中の
飲食店多数。

 

ですが
中には営業している店も、、、


それなりに人通りはあるので
数少ない営業中のお店へ
お客さんは集中して満席状態。


休業要請に応じれば
札幌市では、
1日4万~10万円(売上高に応じて)の
協力支援金が支給されます。

 

なので、経営者の選択は

1.休業して給付金をもらう
2.20時まで営業して給付金をもらう
3.無視して通常営業


1は
粗利が1日4万円以下のお店なら
休業した方がむしろ得

固定費もかかりませんし

人件費は休ませるかどうかの
判断もありますが、、、

 

2は、20時までの営業でも
利益が見込める場合
もともと昼営業をしているお店は
赤字にならないならOK


でいちばん困るのが

・粗利が1日10万円以上あるお店
・もともと夜のみの営業で
20時以降の売上が10万円以上あるお店


要は
支援金をもらった所で
赤字が止まらず、固定費が賄えないお店です。


箱が大きい店舗や夜専門のお店は
支援金をもらっても焼け石に水状態。


こうなると
3の選択肢をする店も出てきます。

しかも
他の店が営業していないので
満席御礼になってしまうわけです。

 

赤字なのに
真面目に営業休止している店にとっては
そういう行為をされると

何だか正直者が馬鹿を見る状態に

面白くないですよね。

 

そこで
自治体としては
店名公表や罰金といった対策をしていますが

罰金を払ってでも
営業している方が利益が出るお店もあります。

 


こうなるといよいよ
真面目な経営者程、
損をする縮図が完成します。

 

昔から
グレーゾーンの仕事程
儲かるという言葉がある通り

3番のようなやり方が
まかり通るという悲しい現実、、、


これはブラックゾーンだと思いますが(苦笑)

 


そもそも
支援金の金額設定が曖昧なので
店の営業時間や規模によって
不公平感が出るという
仕組み自体に問題があるかと、、、


支給のスピード化との
バランスとも考えれるんですが

一方では
支援金自体も6ヵ月振り込まれない
なんて話もあるようで


3の選択肢にいきたくなりがちです。

 

 

しかし

出来れば4番目の選択肢

支援金をもらえば
赤字にならないように
お店を営業スタイルを変更する


例えば

家賃の安い店舗に移転するとか

助成金も併用して
スタッフの給与を補償しつつ
就業時間を削るとか

飲食以外の店舗の利用方法を考える
(料理教室といった新しいサービスを導入する)


そんな感じで
固定費のスリム化を進めつつ
売上を確保するための
新サービスを検討する


これが経営者ではないかと。

 

赤字なら開けてしまえというのは

売れないなら値引きをしてしまえ
という感覚と同じ

 

簡単に解決できる方法に
流されているだけの事

 

長く経営を続けていけば
今後も似たような危機に遭遇する
可能性もゼロではありません。

 

その危機に
安易な方法で対応するのではなく
しっかり対策を立てて
出来る方法を模索する

 

こういうお店が増えれば
正直者が馬鹿を見る事も
無くなるんでしょうけど

 

そうならない世の常(悲報)

 


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