●税務・会計という業種の経験しました

 41歳で独立するまでは、会社員として小売業や飲食業等の仕事に従事していました。
 その中でも、税理士事務所の勤務時代に、各クライアントの経理インフラの整備や、経営計画書作成の支援、資金繰り対策等を延べ30社以上、7業種(小売業、飲食業、医業、建設業、IT業、サービス業、卸売業)にわたり、経験させていただきました。

 しかし、相手は自分の父ほどの年齢の経営者、しかも叩き上げの厳しい方も多く、「20代の若造が現場も知らないくせに偉そうなことを言ってんじゃね~ぞ!」というオーラをひしひしと感じながら、「もう辞めたい!」という気持ちを意地と根性で抑え込み、とにかくクライアントの業績が少しでもアップできるようにと、毎日夜遅くまで、休みを返上して(今やったらアウトですが。。)クライアントの信頼を得るために頑張りました。

  そんな中、安くはない顧問料をいただいているクライアントから「ありがとう。助かったよ。」というお言葉をいただいた時、世の中にはお金をいただいて感謝される仕事があるんだ!という感動を覚えた事を今でも忘れません。
 この経験こそ、将来コンサルティングをやりたいと思った始まりだったと思います。

●会社の設立、組織の運営を経験しました

 税理士事務所の経験を経て、新規事業の展開を予定している企業の役員として、10年ほど籍を置かせていただきました。その間、社内のインフラ整備を進めながら、経営計画作成、予実確認、月1回の部門別ミーティングの開催や金融機関との折衝など、経営における実務経験と業績管理体制の仕組みを構築しました。

 創業から5年で売上高1.4億円を突破、金融機関とも良好な関係を構築できました。

 そんな中でも、組織が大きくなると人とのかかわりも多くなり、人間関係の問題も発生し、組織運営の難しさも経験しました。
 役員とはいえ雇われの身、社長と社員の間に挟まれ「どっちの気持ちも分かる!」という葛藤を抱えながら、胃が痛い日々も過ごしました。

 会社の「利益」は数字の結果ではない。その向こうにはたくさんの「人」の思いや行動が支えているという事に気づかせてもらえました。

 創業支援のお手伝いも、ここで経験したノウハウが活かされているといると思っています。

●自ら起業を経験しました

 現在も運営しているリユースショップをM&Aにより事業承継を行いました。事業計画書にはじまり融資申込、店舗の準備、内部資料の作成など、不安もありましたが、大きな期待を膨らませたものでした。

 しかしフタを開けてみると、顧客開拓の難しさや、利益を確保することの大切さをとことん痛感しました。また、資金は有限ではない(当たり前ですが 笑)のに、回収のあてもない経費を支出したり、競合との価格競争という土俵に上がって利益を圧迫したりと、創業時にやりがちな失敗を一通り見事に経験させていただき、失意のどん底に落ちた時期もありました。

 そんな時、いろいろな方からの励ましや、協力を得て立ち直ることが出来ました。その後、再び奮起し、店の形態をジュエリー特化型にリニューアルし、固定客の創出と価格競争に巻き込まれない営業戦略に切り替え、新規開拓に喘ぐ日々から脱却しました。

 こういった経験が、コンサルティングという仕事を通して、少しでも以前の自分のような方のお役に立ちたいと考えているルーツになっていると思います。

 価格競争やひたすら新規開拓に依存しない戦略のご提案も、このどん底の経験から得られた貴重なノウハウだと思っています。

●セミナー講師をやっています

 もともと話すことが大好きなので、自分の経験を多くの人に知ってもらいたいという思いで、セミナーを開催しています。
 自主開催のセミナーも含め、金融機関とのタイアップセミナー等も実施しています。オファーがあれば鹿児島県内はもちろん、県外でも喜んでお伺いさせていただきます!

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