昨日に引き続き
やってはいけないシリーズ第2弾を
やろうかなと。


予定していなかったんですが
今日のネタ考えてたら
そんな流れになりました(笑)


夜のバラエティー番組を見ていたら

脱サラして
キッチンカーで
クレープ屋さんを開業する女性を
紹介していました。

 

この女性、
創業時にやってはならない事の
オンパレードだったので
反面教師として
ご紹介させてもらおうかなと(笑)

 

会社員時代に
がんばって開業資金を
500万円貯金。

これはすばらしい!

貯金0で開業した私に比べて
とても計画的です(自虐w)


初期投資を抑えるために
店舗型ではなく移動販売を選択


これもまぁ良いと思います。


しかし、良かったのはココまで(笑)


せっかくコストを抑えるために
移動販売を選択したのに
特注で385万円(だったかな?)もする
キッチンカーを購入

調理器具や衣装にまでこだわって
さらに40万を支出。


開業1ヵ月前にも関わらず

クレープ屋での経験もなく
クレープが全く焼けない状況

移動販売なのに
出店場所の確保も出来ていない


そんな感じでした。

 

視聴者として
第三者の目線で見れば
「マジ?何やってんの?大丈夫?」と
素人さんでも思うはず。

 

でも、自分が当事者になると
この異常さに気づかない人続出です(笑)
(浜崎しらべw)


まず
設備投資に関して
計画段階では
なるべくコストを抑えようとするんですが
実際に店舗やキッチンカーの図面等が
上がってくると

なぜか、こだわりたくなっちゃって
予算を大きくオーバーする事があります。


自分の夢が形になっていくと
アレもこうしたい、コレもこうしたいと
どんどん欲望が膨らんでいきます。

借金スタートなら
限度額の制限もあったりして
妥協するところもあると思いますが


今回のように
資金的に余裕があると
ついついやってしまう人
多いだろうなと。

 


で、調理の準備が出来ていない
というのも
「経営舐めてんのか?」と
思う方も多いでしょうが


開業の準備って
予想以上にやる事が多く

税務や許可の手続きをはじめ
融資の手続き
店舗なら賃貸契約
内装の打合せや
備品の購入や準備
ちょっとした棚の設置等々

準備をしている最中から
どんどんやることが沸いてきて
実際のオペレーションが
後回しになってしまう


なんて事もあります。

 

そして
一番恐ろしいミスが

運転資金の見積もりが甘い


ということ


開業が近いので既に
収入は0です。


手元に残った現金は
50万程度。


ここから、
新規の集客にかかる広告費や
出店場所へ支払う地代
ガソリン代、水光熱費
自分の生活費
といった支出を賄う必要があります。


これらの経費は
売上が0でも出ていく費用です。


開業時って
なぜか何の根拠もなく
売上が上がると思っている人が多い(笑)

 

これだけこだわって作ったお店なら
お客さん来るでしょ?とか

現場経験10年あるから
余裕で売上げ上がるでしょ


といった
お客さんが自然に湧いてくるかのごとき
錯覚に陥ってしまいます。

 

無いわぁと思っている方も
いざ自分が当事者になると
この罠にハマる可能性
あるんですよ。

 

今回のやっちまったを踏まえて
創業時に注意したい事をまとめると

1.設備投資は借入れにして、現金は余裕資金として手元に残しておく。
※借入実績を作り銀行との信用を構築しておく狙いもあります。

2.設備投資は必要最低限で無理はしない。

3.売上が半年間0だったとしても、やっていけるだけの運転資金を確保しておく
※軌道に乗るまで1年かかる事だってあります。

4.創業時こそ専門家の意見を聞く
無料で相談できる行政のサービス等も活用する

5.必ず撤退ラインを決める
決めておかないとやめ際を見失います


こんな感じです。

 

兎にも角にも
まずはしっかりした計画を作る事から
はじめましょう!

 

別に創業時だけでなく
新規事業の立ち上げ時も
同様ですよ。

 


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撤退ラインを決めましょう。