社労士の先生との話の中でこんな事がありました。

ある毎年開催されるイベントの結果について、
昨年Aさんは「客数」を重視して、例年より多くの客数を集め、新規拡大に貢献しました。
今年Bさんは、「内容」を充実させて顧客満足度を向上させ、リピート率向上に貢献しました。


なぜか、上の評価はBさんの方が高かったらしく、どう思います?
というお話でした。


実際評価の高かったBさんですが、「客数」については、例年よりも少なめでAさんの半分程度だったそうです。


どちらの評価が高いか?
私はどちらもすばらしいと思います。
限られた時間の中で、Aさんはひたすら集客に注力し、例年の倍以上の実績を出し、またBさんは、とにかく来ていただいたお客様の満足度を上げるために、内容を充実させ、次へ繋げる結果を出した。


それぞれがお互いの持ち味で、素晴らしい結果を出したのなら、どちらも評価されるべきだと思います。それが「公平」な評価。
「平等」はダメですよ。人にはそれぞれ個性があり、得手不得手があるので、良いところを伸ばしていけるように評価をするのが、リーダーシップの必須条件だと思います。


上司の立場であっても、部下の気持ちに寄り添い、上からではなく横からサポートしてもらっているんだという気持ちにさせる。(変に同僚っぽくする必要はありません。あくまでもそういう雰囲気です)
まずやって見せて、させてみる。小さな成功を早い段階で経験させ、目的意識を上げていく。
そんなコミュニケーションスキルを身につければ、部下のモチベーションも上がり、生産性も上がって、結果、自分の評価も上がると。


まさに、win-winの関係じゃないですか。
人材不足のご時世ですから、少ない人材で最高のパフォーマンスが出せるようにしたいですね。