昨日、正月の親戚集まりの合間で
ちらっと見たテレビで


廃業した高級旅館を買い取って
収益を上げている企業が紹介されていました。


ビジネスモデルとしては

設備投資は極力抑え
元の設備をなるべく再利用。

人件費も抑え
荷物運びも布団敷きもセルフ
食事もバイキング


抑えた固定費は
一流ホテルの料理長をシェフにするなど
料理の質で還元し


さらに
予約状況に応じて
宿泊費を下げたりして
空室を出さない工夫をしていました。

 

なかなかお見事な
ビジネスモデルだなぁと思って
見ておりました。

 

これって
ギャップの心理をうまく使って
お客さんの満足度を上げているんですよね。


荷物を自分で運んだり
布団も自分で敷いたりしないといけないけど
宿泊費がリーズナブルで
料理はめちゃめちゃ美味しい


マイナス要素とプラス要素を組み合わせて
プラスを引き立てて
満足度を上げています。


「○○だけど△△」


俗に言う
落として上げるってやつです。

 

第一印象を先に下げている分
ちょっとプラスにするだけで
振れ幅が大きくなり
印象がかなり良くなります。


ファミレスで
ちょっと良い接客されたら
満足度上がるのと一緒です。

 

 

私も仕事柄
色々なホテルに泊まりますが


前述したのとは逆に

設備や料理は豪華なのに
サービスが最悪という宿泊施設に
ちょいちょい遭遇します。


自分たちで
第一印象のハードルを上げたことで
お客さんの期待値も上げてしまい

結果
ちょっと良い接客ぐらいじゃ
普通に感じられた挙句

何かちょっと気になることがあれば
一気に印象が悪くなるという


超自虐的な戦略になっている所

結構あるんですよね(苦笑)

 


人材育成は
お金をかければ何とかなる
というものではないので

一朝一夕には実現しません。

 

それを
自らの手でハードルを上げる戦略、、、
難易度高いですね。

 

育成体制が不十分なのに
外面だけお金をかけて良くしてしまうと
かえって逆効果です。

 

お客さんが
何を求めているかをリサーチして
そこに極振りしつつ
必要ないものには投資を抑える。

 

中小企業の資金は限られています。
全部を高いレベルにする事は
不可能に近いので


どこにお金をかけて
どこの投資に目をつぶるか


ギャップの心理を使って
うまく使い分けていきましょう。

 

 

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